まほ(誌宝) 雨の中の庭 ほたる
『雨の中の庭 ほ○る』
この子は看護生でした。今頃素敵なナースになっているかと思います。
遠藤周作の『沈黙』をすすめてくれたりもしました。
でも撮影場所に湯治宿を選んだことは失敗だったかも。
普通の旅館のほうが撮影しやすい。
建物的にはボロいい宿で趣はあるのですが、ちょっと大正時代くらいの良からぬ場所を連想させられてしまう雰囲気でもあり私には連泊は無理。
連泊なんてしたらまさに・・・です。
しかも駅からタクで30分以上もかかり交通費も往復でかなりいきました。
まぁ旅行だと思えばなんてことはないのですが。
前日の夜に泊まりを日帰りに切り上げてチェックアウトしたにもかかわらず朝食は必要か?などという変な確認電話もひつこくかかってきたりとユー○○ステル並みのうっとうしさがある宿でしたが土地の人は基本的にみな優しくよそ者にも(金を落とさない人間にも)温かかったです。
都市部では考えられないなと思いました。
看護生ということとあの国民的なテレビドラマ『北の○から』の蛍に顔が似ていたことからこのタイトルになりました。
ちょうど部屋の外は雨で川も流れていたので雨に包まれているような感覚になったこともあっての『雨の中の庭』ですが元々はノーベル文学賞(本人が欲しいのは『脳減る文学賞』らしいですが)候補として毎年報道される村○春○氏の出世作『ノル○ェイの森』の元の仮タイトルのようなものが『雨の中の庭』だったそうでそこからとりました。
その『雨の中の庭』というのも元をただせばクラシックのタイトルからきているそうです。
ただ私のイメージ的には同氏著『世○の終わりと○ードボイルド○ンダーランド』の中に出てくる表現、『まるで小さい子が窓に立って外の雨をじっとみているような静けさ』のほうが近いです。
ちなみに最近人気のあのグループのバンド名はこの小説のタイトルが由来であるそうです。
☆撮影場所
東北地方某県の湯治旅館